外傷は治りません
外傷はカイロプラクティックの適応?
メンテナンスの施術で来院されている方が、足首をねんざされました。右足首をひねってしまい歩くと痛いとのことです。足首をチェックすると外くるぶしの下あたりが腫れていました。触ると若干、熱感がありました。「これ治らない?」と聞かれましたが、ごめんなさい、カイロプラクティックの施術では外傷の炎症と思われる痛みは治すことはできません。よって、冷却パックを当て冷却しました。およそ20分冷却しましたが、施術後には腫れは少し引いていて、熱感も落ち着いた感じがしました。足首を内側にひねったことで、足首の外側が伸びてしまい痛みが出ていた可能性があるので、内側にまがりづらいようにテーピングを施しました。帰宅時はテーピングの効果か、歩行も来られた時よりも楽になったとのこと。翌日以降、痛みがひかない、悪化する、もしくは心配な場合は、整形外科を受診するようお伝えしました。(ちなみにこの処置における料金は頂いていません。)
カイロプラクティックのできることは?
先述したように、このようなケースにおいて足首を治すことはできません。炎症がおさまれば楽になると思います。ただし、足首に痛みがあると、かばった歩き方になり、膝や股関節、骨盤などに負担がかかり、身体の他の部分に影響が出て、痛みなどの症状を出す可能性が高くなります。こういった時は、できるだけ安静にして無理をしないようにしましょう。また、テーピングなどで、足首にもできるだけ負担をかけないように気をつけてください。
こういうケースにおいて、足首の外傷によって身体のバランスが崩れることを防ぐのがカイロプラクティックの施術の役割になります。また、炎症がひいたあと、足首および周辺の筋肉が固くなる可能性があるので、それを緩め、関節の可動域を回復、維持させることも可能です。再発防止、予防という観点の施術は、カイロプラクティックが最も得意とするところです。よって、外傷を治すことはできませんが、その後の対応としては有効になります。捻挫、骨折などの外傷後、その部位や他の部位における症状でお悩みの方は、遠慮なくご相談ください。