005 首から肩にかけての痛み(寝違え)
東京都中央区晴海にお住まいの30代男性デスクワークの会社員
左手で遠くにある物を拾おうとして突然、左肩・左首に痛みが走り、左肩が上がらなくなる。その状態のまま週末にサッカーをしていると、途中で首に強い痛みが出現し、首を回すことができなくなってしまった。寝違いは時々あったが、今回のようなひどいケースは初めて。
初回時、頚部可動域検査において各動作で痛みが出現する。屈曲+右側屈で一番痛みが強かった。また、左肩は水平状態までしか挙がらなかった。首の筋緊張が 強く筋緊張を取り除く事で左右のバランスをとる。首の痛みは少し残るものの2回の施術で問題なく動かせるようになる。 そこからは、根本的原因である脊柱全体のバランスを正常にする矯正(猫背の矯正)を行う。肩関節は、胸椎の過剰後彎(強い猫背)によって前下方変位(巻き肩)していたことが原因であり脊柱のバランス をとる施術(猫背の矯正)と合わせて正常な可動性を取り戻すように施術。6回の施術で首・肩ともに痛みはほぼ消失。
コメント:この方の場合、時々寝違いを起こすためいつもの事かと思い、寝違いの痛みでバランスが崩れている状態で運動をしてしまい症状を悪化させてしまいました。根本的原因は背骨のカーブが 崩れることで肩や首の関節が正常に働かなくなっていた事でした。痛みが出現するのはかなり無理を強いられた結果です。違和感や痛みを感じた場合は早めに何 らかの対策を考えましょう。