010 肩の痛み(四十肩)

40代 男性 会社員 江東区豊洲にお住まいの40代男性デスクワーカーの会社員

キャッチボールをしている時に何となく肩が回っていないような違和感を覚えた。その日は何もなかったが2日後、右肩に強いこり感を感じ、肩を回そうとすると痛みが出て回せない。試しにいろいろな動作をすると、腕を肩の位置より上に挙げようとすると肩の先から前側に痛みを感じる。この動作をしなければ痛くはないのでそのまま約2ヶ月間をやりすごしたが改善しない為に来院された。四十肩 豊洲
検査では、右肩の水平挙上(腕を肩より上に挙げる)と伸展(腕を後ろに伸ばす)で肩関節に痛みを感じる。その動作以外は特に痛みを感じる事はないが肩と背中に強いこりを感じていた。肩関節の前方及び内旋変位があり通常よりも肩関節が前にずれているようであった。また胸椎の後彎が強く(猫背)、肩甲骨も通常よりも外方に変位していた。肩甲骨を含めた肩関節周辺の筋肉を緩める事からはじめ、肩関節の正常な動きを回復させる。また妨げとなっている胸椎の後彎(猫背)を改善するように施術。筋肉の緊張が強いため間隔を空けず繰り返しの施術を行い約8回の施術で痛みが消失。その後一進一退を繰り返すが、痛みはほとんど感じる事はなく予防を含めた施術を継続的に行う。豊洲四十肩治療
コメント:肩関節の動きは、上腕骨(腕の骨)と肩甲骨の他に鎖骨や胸椎といった骨が関係し、またそれに関わる靭帯や筋肉が複雑に関与しています。特に肩甲 骨や胸椎の動きに問題があると肩関節の動きは制限されます。この方のように突然痛みが出たり、突然動かなくなる事があり(四十肩)長引くと靭帯や筋肉の腱が固まってしまう事もあります。肩関節は様々な動きができますが前側には行きやすく後ろ側にはいきづらいので、猫背の方や普段からデスクワークの多い方は注意が必要です。人間の身体は脊柱(背骨)を中心としてバランスをとり運動をしていますので肩関節も例外ではなく背中が丸まると崩れてくるのです。背中が 起きていてはじめて肩関節は正常に動くのです。この方のように日常生活に支障がないと放っておく事はかえって問題を大きくし長引かせてしまう事になります。