023 産後の骨盤のゆがみ(腰痛)

東京都江東区有明にお住まいの30代女性デスクワーク

妊娠中に腰痛が出始め、出産後は腰痛をはじめ股関節や恥骨にも痛みが現れる。特に歩行時と同じ姿勢が続くと痛みが強くなる。産後用の骨盤ベルトをしていると楽であるが、はずすとまた痛む。

産後の腰痛豊洲
 来院時、腰を反ると腰の中央に痛みがあり、左右に曲げると、曲げた反対側の股関節が痛む。恥骨に痛みはないが長く歩くと痛みが出てくる。バランス、関節の動きを診ていくと骨盤全体が広がり関節の働きが悪い。腰、お尻、股関節の内側、外側の筋肉の緊張が強く、腹筋が弱い。まずは、骨盤の仙腸関節を閉めるように矯正。続いて腰部、股関節周辺の筋肉の緊張をとり、腰椎、股関節が正常な働きができるように施術。さらに全体のバランスをとりながら腹筋を働かせ恥骨部分を閉めていく。3回の施術で各関節の痛みは落ち着く。歩行時の股関節の痛みが少し残っていたが、5回目でほぼ消失。子育てや仕事の疲れがたまると腰に痛みが出てくる為、間隔を空けながら施術を継続。予防として自宅でエクササイズをしてもらい、自分自身の筋肉を使って支える為に骨盤ベルトはきつい時以外ははずしてもらう。

豊洲腰痛
 コメント:女性はホルモンによって出産時や生理中は関節がゆるくなります。特に出産直後はかなりゆるい状態です。また、妊娠中は胎児がお腹にいる為、腰の反りが強くなり強い負担を強いられます。これらが妊娠中や出産時に出る痛みの原因となっていることが多いようです。腰や骨盤に歪みが少なければ痛みが出る事もありませんが、妊娠期、出産期は姿勢や骨盤が歪みやすいのです。ですから、痛みが出た場合のケアは早い方が効果を期待できます。また、歪みがでやすい状態にしない注意も必要でしょう。ソファーや床座り、自転車などは極力さけた方が良いでしょう。当院では、このような日常生活のアドバイスも含めてケアをしております。