031 腰痛で起き上がることができない(起床時)
東京都江東区豊洲にお住まいの20代男性デスクワーク
痛みが出始めたのは半年前くらいからで、だんだん悪化してきた。特に朝、起きる時が痛くて動けない。腰全体が固まっていて動けない状態。何とか起き上がり体を動かしていくと少しずつ楽になる。歩行やデスクワークでの座位は問題ないが、重い感じや違和感はある。特に仰向けで寝た時とフットサルをやった翌日は状態が良くない。
来院時、腰椎(腰の骨)可動域検査では痛みはないものの張り感が強く、背中から腰にかけて筋肉が強張っている感じであった。その時点では動き出していたので特に痛みはないものの体が少し引けていて、体重がしっかり腰に乗っていない感じがあった。腰のバランスが悪く、腰椎と仙骨(骨盤を形成している骨)の関節に負荷がかかり過ぎていて筋肉の緊張も強かった。筋肉の緊張をとりながら、負荷がかかり過ぎている部分を牽引していく。同時に全体で支えられるように胸椎(背中の骨)や股関節にもアプローチしていく。負担を減らす為に、仰向けで膝を立てて寝るようにアドバイスをする。2回の施術で起床時の痛みは消失。また就業時や家での座り方を含めた日常生活においての注意点を伝えて実行してもらう。4回の施術で痛み、違和感ともに快復しフットサルの翌日も問題がなくなる。
コメント:この方は、1日中デスクワークであり、家でも床に座る生活スタイルでした。この状況は腰に大きな負担をかける事になります。また姿勢が悪く背中を起こしているのが苦痛になっていたようです。崩れた姿勢で生活をしていた事で、日常的に腰へ負担をかけ続けた結果だと言えます。しかし、姿勢に気をつけ意識する事で改善後も良い状態を維持できるようになりました。日常生活でのちょっとした姿勢への意識が実は大きいのです。症状がない方でも一度、日常生活での姿勢を振り返ってみて下さい。