033 頭痛と首の痛み

豊洲にお勤めでパソコンによるデスクワークの東京都江東区有明にお住まいの30代男性

半年ほど前から仕事中に頭痛を感じるようになる。主に後頭部から首にかけて痛む。その後、朝、起床時から痛みが出るようになり、首も痛くなる。脳神経外科で診察を受けるが特に問題はなかった。首の痛みが小さい時は頭痛も軽減する事から首に原因があるのではないかと思い来院された。

頭痛豊洲治療
 来院時、頚椎可動域検査(首を動かす検査)では、前後に曲げると中央付近に痛みを感じた。首の状態はカーブが少なくストレートネックの状態であり、後頭部の筋肉の緊張が強かった。胸椎(背中)のカーブも後彎が強くいわゆる猫背であった。まずは、頭痛の直接的な原因になっていると思われる後頭部の筋肉を緩めていく。様子を見ながら、根本原因と思われる首のカーブを取り戻していく。首のカーブを正常な状態にするためには背中のカーブも改善しなければならないので、猫背の改善も行う。はじめは間隔を空けずに続けて施術を行う。すぐに頭痛、首の痛みは軽減。頻度も落ち着いてくる。5~6回の施術で症状は安定してくる。多忙な時は夕方に少し症状が出るがすぐに改善。頚椎のカーブを保つ枕を使用してもらい就寝時の寝方に気をつけもらう。また影響が大きい仕事中の姿勢についてもアドバイスをして実行してもらう。その後、頭痛・首の痛みともに消失しメンテナンスの施術を2週間毎に行っている。頭痛が改善豊洲
 コメント:この方は頭痛の原因がはっきりしない事に不安を抱えていました。首のカーブのバランスが崩れ後頭部の筋肉が緊張している事が主な原因でした。原因がわかり症状が徐々に改善する事で積極的に良い状態、良い姿勢(得に仕事中)を保つ努力をして頂いた事が早期改善につながったようです。この方もそうでしたが、パソコンを使ったデスクワークは想像以上に身体や精神に負担をかけています。特に長時間であればなおさらです。症状が出ていなくても状態が悪化している方は相当数いると思われます。仕事中における姿勢やパソコンの配置やオフィス環境などを一度、見直してみてください。