045 変形性股関節症による股関節の痛み

30代女性 声優 東京都江東区枝川

3年前までダイエットの為にジョギングをしていたが、当時から右の股関節が痛かった。その後ジョギングを中断している。3か月前、出産をしてから歩行やしゃがむといった日常生活でも右股関節と右膝が痛むようになり、だんだん強くなってきた。夜、就寝時は痛みが強く市販の鎮痛薬を服用。日中も痛みが強い時は服用している。数回の施術後、整形外科へレントゲン検査に行ってもらい変形性股関節症と診断された。

股関節の痛み豊洲
 来院時、右股関節をどの方向曲げても痛む。特に自分の力で動かしてもらうと痛みは強く、歩行も右股関節と右膝を曲げずに足を伸ばしたまま振り回すような歩き方(跛行)をしていた。股関節、大腿の筋肉が硬くなっていて触るだけでも痛い場所があり、慎重に筋肉を緩め、股関節を少しずつ動かす。はじめの数回は変化があまり見られなかったが、4回目から少しずつ痛みが軽減され10回目では股関節、膝とも痛みなく歩行はスムーズになり薬も服用しなくなった。特に6回目からはレントゲン画像を確認しながら牽引する事が可能になった為、回復が早くなった。股関節を屈曲すると股関節ではなくモモの外側の筋肉が痛む為、間隔を空けながら施術を継続中。

股関節の痛み豊洲
 コメント:はじめは関節可動域検査をしながら痛みを聞き、状態を把握していきました。カイロプラクティック的見地から、変形性の問題が予測できましたが、レントゲン画像による状態確認が可能になった為、より明確な施術が行えました。特に牽引する方向は参考になりました。あとは股関節の動きや牽引時の弾力性などを考慮しながら股関節に正しい動きを回復させる事で症状が安定し改善しました。整形外科の多くは画像診断で終わってしまうケースが多いようなのですが、関節に無理なく正しい動きを回復させるカイロプラクティックの施術はおおいに有効的な方法であると言えます。レントゲンやMRI画像をお持ちの場合はカイロプラクティックの施術を受ける際に持参すると、より早い回復が期待できると思います。