065 過敏性腸症候群の診断を受ける

東京都江東区枝川にお住まいの30代男性会社員デスクワーク

通勤電車などで急に便意をもよおすことがあり、とても困っている。尿意も頻繁にもよおす。病院では過敏性腸症候群と診断されビオフェルミンなどの整腸剤を処方してもらうが僅かな改善がみられるものの、いまだ日々の生活には支障がある。以前、ぎっくり腰をしたことがあり暫くのあいだ痛みが強かったという。

過敏性腸症候群豊洲
 まず、脊柱のベースとなる骨盤および腰椎の可動域・変位を確認する。姿勢は腰椎が正常なカーブとは反対の後弯であるが痛みはない。また、臍の後ろ辺りの腰椎が後方および片側に大きく回旋していた。ランニングをしているため筋肉で保持されているが、骨盤に左右のゆがみ(不均等)が見られる。骨盤と腰椎を調整し、可動域を左右均等にすることでまっすぐ立てるようにする。以前、ぎっくり腰をした時の腰椎のゆがみが悪いまま残っていたと予想できたため、腰椎全体が正しく動くようにアジャストメントをして矯正する。他に背骨や硬くなった筋肉を調整し全体のバランスを整え、姿勢と可動域が正常に近づいたことを確認。初回の施術で症状は軽減し、4回目の来院時にはビオフェルミンは服用しているが、急な便意と尿意は改善した。

豊洲過敏性腸症候群
コメント:過敏性腸症候群にはストレスなど、さまざまな原因が考えられますが、この方は自律神経の働きが回復したため症状が改善に向かいました。ゆがんだ腰椎を正しい位置に戻し、負担の少ない動きを取り戻すことで、脊柱から内臓へと分布する神経を含めた自律神経の働きがスムーズになりました。その結果、小腸や大腸の働きを回復させたのです。背骨の関節の間からは(椎間孔)、筋肉を動かす神経と内臓を動かす神経が同じ場所からでているので、背骨がゆがむと自律神経の流れも悪くなり内臓の働きにも影響を与えます。カイロプラクティックの施術によって背骨を正しい状態にすると内臓の働きも回復します。骨格・姿勢などから神経や内臓機能にアプローチをしてみるのも、解決に近づくひとつの方法だとカイロプラクティックは考えます。