068 肩こり(頭痛を伴う慢性的な肩こり)
40代女性 デスクワーク 東京都江東区東雲
ここ数年、慢性的な肩こりが続いている。特にここ1ヵ月くらいはひどく左の後頭部に頭痛が出てきたため来院。全体的にこっているが、左肩のはりが強く筋肉が盛り上がっているように感じる。起床時から肩こりを感じていてすっきりしない。数か月前にまくらを変えたが変化はない。
来院時、首から肩、背中にかけての筋緊張が強く、首を動かすと左首が少し痛む。触診では左首から肩にかけての筋肉(僧帽筋)の張りが感じられ後頭部の筋緊張も強い。姿勢は反り腰で頚椎のカーブがなくなるストレートネックであった。まず、肩周辺の筋緊張を緩める。特に左後頭部から肩甲骨にかけての筋肉(左僧帽筋、左肩甲挙筋、後頭下筋)にアプローチ。少し緩んだところで首と背骨(頚椎と胸椎)を矯正。背骨のカーブを正しい状態にして筋肉の緊張を軽減させる。首を正しいカーブでサポートできるようにまくらと寝方についてアドバイスをし、日常的な肩こり予防のエクササイズを伝える。デスクワーク時の姿勢についても注意をしてもらう。これにより、3回の施術で肩こりは大幅に軽減。頭痛も出なくなった。
コメント:来院された時は、かなりの筋緊張がみられました。触らなくても明らかに左肩の筋肉が盛り上がっているのがわかりました。少し左側に傾くクセと背骨の前後カーブがゆがんでしまったことで状態を悪くさせていたようです。これくらいの状態になると自分では姿勢を正せなくなります。またストレッチや運動をしてもなかなか改善しません。まずは、からだを支える背骨を安定させる必要があります。それが背骨についている筋肉の過緊張を改善させます。肩こりは筋肉が緊張しているのですが、原因は筋肉が付いている骨のバランスにあります。それは関節の動きです。カイロプラクティックでは原因となっている姿勢バランスや関節の動きを改善させます。慢性的な肩こりなどでお悩みの場合は、一度カイロプラクティックでからだ全体のバランスを正してもらうことをお勧めします。