072 左肩の痛み(肩関節痛)
東京都江東区辰巳にお住まいの40代男性運送業
仕事柄、重い物を持つことが多い。左腕で荷物を引く動作が多く、その際、左肩に痛みが出る。肩の外側から腕にかけて痛みが出ることが多い。
来院時、左腕を後ろへ引く動作で上腕外の三角筋付近(肩の外側)に痛みが出る。腕を上に挙げる動作で、上まで挙げることはできるが途中と挙げきったところで肩の関節が痛む。背中の胸椎の後ろへのカーブが強く猫背ぎみで、肩関節は両方と前側に歪んでいた。特に左肩は上腕骨が前内方に歪み、肩甲骨も本来の位置よりも前方にスライドしていた。まずは固まっている筋肉、筋膜を特別な器具を使って緩める。肩関節に関係する筋肉、棘上筋、棘下筋、三角筋、僧帽筋、菱形筋、大胸筋、小胸筋などを細かく丁寧に緩めていく。それだけで、動作がスムーズとなり動作時、挙上時の痛みが消失。ただし、肩関節の歪みは残っているため、前内方を改善させる矯正をしていく。また、猫背が肩関節の歪みに大きく関わっているため背中の胸椎も矯正。これにより左肩の痛みは消失し動作もスムーズになった。
コメント:左腕で引く動作を繰り返すことで左上腕の骨が前側さらに内側に歪み、固まっていました。筋肉、筋膜の癒着によって動作が制限されていたため、筋肉、筋膜を緩めることで動作の制限がなくなり矯正もしやすくなりました。この方の場合、1回の施術でほぼ問題のない状態になりましたが、癒着が強い状態や長年の積み重ねによって固まっている場合は、癒着を緩め矯正を繰り返す必要があります。いずれにしても、関節の正しい動きが損なわれると、筋肉が固くなり筋膜が癒着しますので、日常生活での姿勢や関節の動かし方には注意が必要です。豊洲カイロプラクティックでは、症状改善の他に正しい関節の動きなどもわかりやすくお伝えして再発しないよう注意をしてもらっています。痛みや違和感がある時は早期に専門家に診てもらいましょう。