074 股関節の痛み(足を開くと痛む)

東京都江東区東雲にお住まいの30代女性主婦

数ヶ月前から、ヨガやストレッチで足を開くと右足のつけ根が痛む。太もものつけ根あたりで骨盤の前側が痛くなる。開く動作時以外は気にならなかったが、最近は歩行時も痛む時があるため来院。その日は調子が悪く少し外に動かすだけでも痛みを感じた。

股関節の痛み豊洲ヨガ
来院時、右膝を曲げて足を開こうとすると太ももの付け根前側付近に痛みがあり、あぐらの姿勢が痛くてできませんでした。足を開く時の可動域も制限されていて横に開きません。状態を確認していくと右股関節のはまりが悪く右足の筋肉が張っていました。また、腰の関節の動きが制限されていて腰と骨盤の関節がロックし反り腰が強い状態でした。まずは、太もも、お尻の筋緊張を緩める施術を行い、腰椎、仙骨を矯正。腰部に負担がかからないように背中の胸椎を矯正しました。次に痛みのある股関節の矯正を行いました。施術後、痛みは軽減し右股関節の可動域も大きく改善しました。施術後は症状が改善しますが状態が不安定なため継続的な施術を行っています。ヨガ豊洲
コメント:症状は右股関節にありましたが根本原因は反り腰にありました。反り腰は腰や骨盤に負担をかけるだけではなく、股関節や膝関節などにも負担をかけることになり様々な症状の原因になります。特に股関節は前方に変位しやすく、股関節の動きが制限されます。その状況は左右バランスのクセを誘発しやすく股関節のゆがみにつながります。こうなると股関節に対しての施術だけでは改善されません。長期にわたって股関節に痛みや違和感などの症状がでている場合は、腰や骨盤に対する施術を行う必要があります。症状がある場合は放置せず、早めに施術を受けるなど対処をしましょう。ちなみにこのようなケースでは痛みのある部分に行う対症療法では問題解決にはならないと考えます。