076 突然現れた足の痛み
東京都江東区豊洲にお住まいの30代女性立ち仕事の販売員
1週間前に朝起きると左足の甲に違和感があった。気にせず、いつものようにヒールのある靴で仕事をしていると左足の甲とくるぶしの外側に痛みが出始めた。2~3日は湿布を貼って過ごしたが、痛みで左足を引きずらないと歩けなくなり整形外科を受診。レントゲン検査の結果、骨には問題がないので様子をみるように言われた。それでも痛みは引かず、むしろ強くなってきたため来院。痛みの原因は特に思い当たることがない。
来院時、左足首を軽く押すとくるぶしの外側に痛みがある。甲や足の裏は押しても痛くはない。立位バランスをチェックすると骨盤と股関節に問題を発見。左足の動揺性が確認され体重が正しくかけられない。さらに左足で片足立ちをすると足の甲からくるぶしの外側にかけて痛みが再発した。歩行時も同じ場所に痛みを確認。また、お尻の中殿筋、太ももの大腿筋膜張筋、内転筋に強い緊張があった。施術は、足首の矯正とともに股関節、骨盤を安定した状態に戻すよう矯正した。特に内転筋の緊張を緩めながら、股関節が正しく機能するように施術を進めた。施術後、片足立の痛みは消失。歩行時、足の甲に少し痛みが残るものの大幅に軽減した。おそらく日常生活で状態は戻ると予想できたため、足首にサポーターをしてもらい、内転筋のストレッチを実行してもらった。
コメント:人間はからだ全体でバランスをとって支えています。それが崩れると思いもよらない部分に症状が出る事があります。今回のケースでは骨盤、股関節の不安定な状態が足首に負担をかけてしまい痛みにつながりました。根本原因は骨盤と股関節にありました。思い当たることがない、整形外科などで特に問題がないと言われた場合は、他の部分に問題が起こっている可能性が高いと言えます。それが症状の本当の原因です。カイロプラクティックでは、症状の現れている部分だけではなく根本原因を追究し施術をおこないます。