084 ギックリ腰(ぎっくり腰)急性腰痛

東京都江東区豊洲にお住まいの60代男性会社経営

以前、椎間板ヘルニアの診断を受けたことがあり、1年に1回くらいのペースで動けないほどの腰痛になる。きっかけは様々だが、ギクッとなって動けなくなり、およそ1ヵ月かけて回復するとのこと。今回は腰の調子が良かったので、ボーリングを楽しまれていたところ痛めてしまった。豊洲ギックリ腰椎間板ヘルニア

来院時、かろうじて歩くことはできたが、身体が傾いていて腰の下の方に響く状態であった。前には少し曲げられるものの後に反らす動きができず、怖い感じが強い。施術は、痛みや緊張が強いため様子をうかがいながら少しずつ過緊張している筋肉を緩めることからはじめ、股関節のけん引によって負担のかかっている場所の緊張状態を緩和させることを集中して行う。その日の施術で筋肉の緊張がとれたため、痛みや怖い感じは残るもののスムーズな動作が可能になった。翌日、状態は改善していたため関節に正しく荷重できるよう矯正。3日間続けて施術を行い、4回目の来院時にはほぼ痛みは消失した。怖い感じもなくなり歩くことも問題なくなった。腰に負担がかからない寝方、座り方を伝え、腰痛ベルトを使用しながら改善させたが、椎間板ヘルニアという器質的な問題があるため、継続して施術を行い再発防止に努めている。

椎間板ヘルニア豊洲

急性腰痛に対応する骨盤腰痛ベルト

コメント:椎間板にかかる圧力が抜けてしまったケースです。こうなると、一部の決まった筋肉で身体を支えるしかなくなり、椎間板および腰椎の関節に正しく荷重できるようにする必要があります。今回のケースも不良姿勢、不良動作が根本的な原因となっています。椎間板ヘルニアが直接的な原因ではありません。椎間板ヘルニアが原因であれば、いつも痛みがあるはずですし、ボーリングはできないはずです。椎間板ヘルニアが存在する状態で、身体にとって支えきれないような負荷がかかる動作が原因なのです。からだにとって正しい状態、悪い状態を知り、注意をすることでギックリ腰のような急性腰痛は防ぐことができます。ギックリ腰をくり返すような方も予防が可能です。