092 腰痛(椎間関節機能不全)
東京都江東区辰巳在住にお住まいの30代男性デスクワーク
デスクワークの仕事をしていると何となく腰に違和感があり、気がつくと腰痛になっていた。座位から立ち上がる時に重い感じがあり、身体を前に曲げると右腰が痛む。起床時と靴下をはく時が一番きつい。歩行では、それほど気にならない。落ち着くかと思っていたが、症状が変わらないため来院した。今までにこういう経験がないので心配だ。
整形外科検査やカイロプラクティック検査から、病気などによる腰痛ではなく、腰椎とよばれる背骨の関節がうまく働かない状態であると判断した。腰椎でも特に上部の第一腰椎が後側にゆがんでしまい、付着している筋肉が伸ばされて機能不全を起こしていたため、この第一腰椎と骨盤を矯正し、腸腰筋というインナーマッスルを緩めると腰痛は改善。初回の施術で症状は大幅に改善したが、腰椎の機能不全は残っていたため、もう2回ほど施術を行ない、症状、椎間関節の状態ともに安定した。
この方の原因も、日常生活での不良姿勢だと思われます。背中を丸めて座る時間が長いため、腰椎の関節が開いたままの時間が多く、腰椎の関節が機能不全を起こしていました。身体は全体で支えています。どこかの一部分に負担をかけていませんか?それは、言い換えると、身体の一部分を働かせていない可能性があります。楽な姿勢と良い姿勢は同じではありません。自分自身が普通にしている姿勢が、実は負担を大きくしている可能性があります。また、症状として現れてくる段階では、相当進行している状態です。違和感がある、軽い腰痛がある、慢性的に腰が張っている、といった症状を感じた方は、早急に専門家に身体のチェックをしてもらいましょう。特にデスクワークの方は要注意です。大丈夫だからと慢心せずに、早めの対処をお願いします。