094 右肩のこり
東京都江東区有明にお住まいの40代女性デスクワーク
10年来、慢性的に右肩のこりが続いている。常に何か重たいものが載っているような感じがしている。疲れがたまると、こり感が強くなり、ひどい時には痛みを伴う。たまにマッサージで、もんでもらうが良くならない。ストレッチもやってみるが、余計に、こり感が強くなる気がする。右肩のこりを何とかしたくて来院された。
来院時、首を左側に倒すと右首に痛みがあった。首から肩にかけて付着している僧帽筋という筋肉の張りが強く、首を曲げる動作が制限されていた。また、首周辺の斜角筋や胸鎖乳突筋という筋肉も固まっていた。施術は、これらの筋肉を弛緩させながら、付着している、頚椎、胸椎、肩甲骨、肋骨を矯正して、筋肉が緊張しない状態にする。初回施術後は、楽になったものの、1日で元に戻ってしまった。そこで2日に1回の集中的な施術を行ない、5回目の施術後には、こりは、ほとんど気にならないレベルまで回復した。負担のかからないデスクワーク時の座位姿勢、就寝時の寝方を伝え、実行してもらい、また、右首を伸ばすストレッチは中止して、肩甲骨周辺の筋肉を動かすエクササイズをアドバイスした。
コメント:この方の状態は、主に首と背中のゆがみによって、骨に付着している筋肉が伸ばされて固くなっていました。特に右首の筋肉は伸長され、そこからさらにストレッチをすることで、かえって痛めていた可能性があります。このような状態になってしまうと、筋肉をもんだりしても改善しません。反対に、筋肉自体に炎症が起こり、悪化してしまいます。また、筋肉に対する刺激が侵害刺激として脳へ伝えられてしまいます。筋肉の張りやこりには原因があります。マッサージなどによっても改善しない場合は、原因が筋肉そのものではなく、付着している骨格のゆがみにある可能性が高いと言えます。つまり、付着している骨のバランスに問題が起きているということです。なかなか改善しない肩こりでお悩みの方は、是非、カイロプラクティックの施術を受けてみてください。ご質問などもお気軽にどうぞ。