098 診察でヘルニアと言われた腰痛、臀部痛

東京都江東区有明にお住まいの30代男性デスクワーク

1ヵ月前から右腰に痛みが現れ、ひどい時には右のお尻に付近まで痛みが出てくる。特に思い当たることはないが、ここのところ仕事が忙しく、連日、長時間のデスクワークが続いていた。整形外科にてレントゲン検査を受け、おそらく腰椎の椎間板ヘルニアによる痛みと坐骨神経痛との診断を受ける。鎮痛剤を処方され服用しているが、あまり変化はない。

腰椎椎間板ヘルニア豊洲

適応鑑別検査や姿勢分析検査などをおこなった結果、椎間板ヘルニアによって神経を圧迫している痛みではなく、腰椎関節、仙腸関節の機能不全による筋緊張が痛みの原因と判断した。よって、カイロプラクティックの施術の適応であり、腰椎、仙腸関節、股関節にアプローチして、腰部と臀部の筋緊張を取り除く施術を行なう。初回の施術で7割の改善が見られ、徐々に痛みは軽減し、4回目には消失した。腰椎椎間板ヘルニア豊洲

コメント:この方のケースは、左右のバランスの悪さとともに背骨の前後のバランスが崩れていて、右側の腰椎や骨盤の関節である仙腸関節に大きな負担をかけていました。そのため、筋肉がうまく働かず、固く緊張することで痛みが生じていたと思われます。長時間のデスクワークと座り方に問題があり、また疲労なども重なることで辛い症状につながってしまいました。医師の診察からも「腰椎の椎間板に器質的な問題がある可能性」が高いのですが、それが今回の痛みを直接的に引き起こしていたわけではなく、器質的な問題によってバランスが崩れ筋肉が正しく働けなくなったことが原因と思われます。(医師による椎間板ヘルニアの最終診断はMRI検査による判断になります。レントゲン検査では確定されません。)よって、関節や筋肉にアプローチすることで症状が改善されました。もちろん、カイロプラクティック適応外の場合や医療機関の治療を優先させた方が良いケースもあります。その場合は、医療機関の受診をお願いしています。今回のように痛みどめが効かないようなケースでは、カイロプラクティックの施術が有効になることもありますので、お悩みの方は一度ご相談ください。