109 腰椎の前弯が崩れたことによる膝の痛み

東京都江東区豊洲にお住まいの50代女性デスクワーク

ここ1ヵ月、右膝の外側に痛みを感じるようになった。階段の昇り降りやしゃがむと右ひざの外側に痛みがでる。動作時以外は特に問題はない。思い当たることはないが、デスクワークで姿勢の悪さは自覚している。整形外科を受診したところ年齢によるものなので仕方がないと言われた。膝の痛み豊洲

来院時、右膝を曲げると膝の外側に張り感と痛みがありました。その動作をしなければ特に問題がありません。身体のバランスをチェックすると、腰椎の前へのカーブが崩れていて背骨の胸腰移行部とよばれるあたりが後弯していました。このバランスにより、右股関節が前側にゆがみ、骨盤についているハムストリングス筋が緊張することで痛みが出ていると思われました。施術は、ハムストリングス筋を緊張させない状態にするため腰椎を矯正。その結果、膝の張り感と痛みは改善しました。すぐに元に戻る可能性が高いため施術を継続し、4回目の施術後には症状が消失しました。

膝の痛み豊洲
コメント:痛みが出ていた箇所は、ハムストリングス筋(大腿二頭筋)の付着部付近でした。腰椎の正しいカーブが損なわれていたため、それを補う状態で大腿骨(股関節)が前方にゆがみ、ハムストリングス筋が緊張し膝が機能不全を起こしていたと思われます。腰椎の矯正によって改善しましたが、施術は立位にて動きの悪い腰椎を軽く後ろから押しただけです。実際、右膝には何もしていません。今回のケースは、膝関節に器質的な問題があるのではなく身体のバランスが崩れることによる膝関節の機能不全が原因のため、電気治療や痛みどめなどの対症療法では改善しません。外傷など思い当たることがなく医療機関でも原因不明とされ、足首や膝、そして股関節などに症状が現れた場合、身体のバランスの問題によって機能的な問題が起こっている可能性が高いと思われます。このようなケースではカイロプラクティックの施術がとても有効です。また、日常生活での姿勢が重要になりますので、特に座位姿勢には気をつけてください。お困りの方はご連絡ください。