110 靴下を履く動作での痛み(腰痛)

東京都江東区東雲にお住まいの50代男性デスクワーク

5日前の起床時に、腰に痛みがあり、起きられらなくなった。その後、安静にしていると症状は落ち着いてきたが、椅子から立ち上がる時や前にかがむ時、また靴下を履く動作時に痛みがでる。痛みは腰の右側で、その瞬間に痛みがある。その後は、ゆっくり動作をしていれば痛みはなく問題ない。急な動作は怖い感じがする。思い当たることは特にないが、少し前に運動不足のため軽い体操をした。10年以上前に、一度ギックリ腰になったことがある。

豊洲ギックリ腰椎間板ヘルニア

来院の際、やや前かがみで少し左側に傾いていました。前屈の動作時と座位から立位になる時、施術ベッドにて寝たり起きたりするような動作時に鋭い痛みが走ります。各種検査やバランスチェックをすすると、胸椎から腰椎のカーブが変わる付近を胸腰移行部とよびますが、その付近の背骨の関節が動かなくなっていて、腰椎の下の方の関節に負担がかかっていました。負担のかかっている腰椎周辺の筋肉の緊張を緩め、胸腰移行部付近を矯正しました。施術後は、痛みが残るものの大幅に軽減し、動作もスムーズになりました。施術を3日続けて行った結果、靴下を履く動作時の痛みはなくなりました。もう3回ほど施術を行なうと、動作時の関節のスムーズな動きが回復し、ほぼ問題がなくなりました。

ぎっくり腰痛豊洲

コメント:ギックリ腰の典型的な症状といえます。胸腰移行部の背骨が後ろに抜けてしまい、腰の下の方の関節に過度な負担がかかり身体が不安定な状態になってしまいました。背骨の正しいS字カーブがなくなってしまった状態です。靴下を履く動作は、胸腰移行部と腰椎の働きが連動して行われる必要があります。胸腰移行部の働きが悪くなってしまうと今回のケースのようになります。猫背が強い方、デスクワークの方、ソファーばかりに座る方、沈むベッドを使用されている方など、背中が丸くなりやすい方は要注意です。日常生活での不良姿勢が原因になっていることがほとんどですので、日頃から背中が丸くならないように注意をしてみてください。