129 椎間板ヘルニアによる腰痛と足のしびれ

東京都江東区塩浜にお住まいの30代女性デスクワーク

3ヶ月前に、特に予兆はなく、ある日仕事中に突然腰が痛くなった。はじめは少し気になる程度であったが、デスクワークを続けていると痛みが強くなり座っていられなくなった。帰宅時には、腰の痛みと右足全体にしびれが出ていて歩くのも辛くゆっくりしか歩けない。さらに通勤の電車を降りたところで右足に力が全く入らなくなり歩けなくなった。腰の痛みと右足のしびれが強く、総合病院の整形外科を受診し、MRI検査によって腰椎椎間板ヘルニアの診断を受けた。痛みどめの服用で症状は若干緩和し、しばらくは様子をみることになったが、一向に状態は変わらず、むしろ悪化傾向のため来院された。ぎっくり腰ヘルニア豊洲

整形学、神経学検査の結果から、おそらく腰椎の4番目と5番目の椎間板にヘルニアがある可能性が高いと判断しました。そのため、身体の重心が左に偏ってしまい骨盤や腰に負担をかけていました。ただし、右足へのしびれは椎間板ヘルニアが神経を圧迫をしているのではなく、重心が偏ることで腰から右足へつながる神経が伸ばされている可能性が高いと予想しました。よって、まずは崩れてしまった身体のバランスを改善させるように施術を行ないました。
施術の結果は、初回後でも症状は大きく緩和し、3日続けて施術を行なうと歩行時と長時間の座位では痛みが再発しますが、日常生活ではかなり楽になったとのことです。症状が重いため、回数と時間がかかりましたが、15回の施術を約1ヵ月かけて行ったところ症状はほぼ消失し問題はなくなりました。

腰椎椎間板ヘルニア豊洲
コメント:今回の方は、器質的な問題として椎間板ヘルニアがあっても、カイロプラクティックが有効であるケースでした。それは、椎間板ヘルニアによる神経への直接的な圧迫ではなく、神経が伸張されることで症状を引き起こしていた可能性が高いからです。この状態であると、痛みやしびれのため右足に加重ができなくなり重心が偏ります。それが、さらに神経の伸張を悪化させるため右足加重を困難にします。負のスパイラルです。このようなケースでは、カイロプラクティックの施術は可能であり有効です。椎間板ヘルニアの症状でお困りの方は一度カイロプラクティックの施術を検討してみてください。ただし、施術前に問診や検査を行わない場合は、正式なカイロプラクティックではないのでご注意ください。カイロプラクティックの施術では、問診・検査は必ず行います。正しい知識に基づいて判断ができるカイロプラクティック院を選びましょう。