149 だっこ時、おんぶ時の腰の痛み

東京都江東区豊洲にお住まいの30代女性子育て中

2人目の出産から腰痛が気になるようになった。抱っこひもでおんぶをする際に、前側で子どもを抱えて左側から後に回す動作が一番痛むことに気がついた。抱っこやおんぶが多く、腰に負担がかかるので仕方がないかと思っていたが、子育て真っ最中のため、これ以上悪化しては困ると思い来院。

だっこおんぶ腰痛豊洲
来院時、バランスが大きく偏っていました。腰全体で身体を支えられておらず、腰の下の方に負担が集中していました。胸椎と腰椎の後弯(後へのカーブ)が強く、腰椎の関節に可動制限が起こり、機能が著しく低下していました。そのため、動作時には腰仙部(腰椎と仙骨の関節付近)に大きな負担がかかっていました。骨盤、股関節、腰椎、胸椎を矯正し、身体全体で運動動作ができるように施術を進め、さらに安定のためのエクササイズをお伝えしました。4回目以降では、痛みは消失し姿勢も大きく改善しました。豊洲腰痛産後
コメント:子育中は抱っこや授乳など前傾姿勢になることが非常に多く、脊柱機能が低下しやすくなります。身体を支えたり、動かしたりする運動の軸が崩れてしまうことが原因です。今回のケースも運動軸が腰椎の下の方に集中していたことで症状につながっていました。さらに左右バランスの問題があり、左側から回す動作で痛みが現れていました。これらは日常的な重心のクセが影響していると思われますので、動作や姿勢には十分注意が必要です。子育て中は前傾姿勢になることが多いの、できるだけ上半身を起こすように気をつけてください。少しの工夫で負担は減らすことができます。ご不明な点は遠慮なくご質問ください。