152 右膝裏の痛み (歩行をしているもの辛い)
東京都江東区豊洲にお住まいの30代男性デスクワーク
1ヵ月前から右膝の後の奥の方が痛む。膝を曲げ伸ばしする際に痛み、深く曲げることができない。最近は歩行でも気になりはじめ、階段を降りる時が強く痛む。ケガをしたりぶつけたりした記憶も特にない。
膝関節の整形学検査などでは、深く曲げる以外は特に問題はありませんでした。身体、全体のバランスをチェックしていくと腰椎、骨盤、股関節の動きに問題があり、重心が偏っていました。左側の腰椎および股関節の動きが悪く、その結果、右の骨盤に過荷重となっていました。これにより大腿部(もも)の前後の筋肉バランスが崩れ、膝の動きに可動制限が現れ症状につながっていました。腰椎と股関節を中心に矯正すると大きく改善しました。5回目の施術後には全く問題がなくなりました。
コメント:膝関節の問題は、外傷や器質的な問題がない場合、太ももの筋肉のバランスが原因となっていることがほとんどです。膝関節の機能性の問題が生じています。この場合、筋肉バランスを崩す原因となる部分を矯正する必要があります。今回は腰椎と骨盤、股関節の矯正が必要でした。膝に痛みがある場合、膝だけが悪いケースはほとんどありません。整形外科を受診したが改善しない、骨には異常がない、思い当たることがないのに現れるといったケースでは、他の問題が影響している可能性が高くあります。こういった場合、対症療法ではなかなか改善しません。膝の症状でお悩みの方は機能性を改善させるカイロプラクティックの施術を受けてみてください。なお、機能が低下した状態で放っておくと、器質的変化である変形性膝関節症や半月板や靭帯の問題が起こる可能性が高くなります。これが退行性変性、つまり老化による問題につながります。日常生活において正しい関節の動きが必要なのです。