167 胸部(肋骨)の痛み

東京都江東区辰巳にお住まいの30代女性マジシャン

1週間前から左鎖骨から胸の前付近にかけて痛みを感じる。特にくしゃみをしたり大きな声を出した時、また首を左右に回す時に痛む。PCや重い荷物を運ぶことが多く、その際はきつく痛む。半年前に転倒し、その時も同じような痛みがあったが整形外科で特に問題ないと言われ、症状も何となく落ち着いた。今回も同じような痛みが現れたため、心配になり内科を受診したものの問題はないと言われた。鎖骨の痛み豊洲
問診および初回分析検査で、内科的問題や骨折の可能性は低いと判断しました。胸椎といわれる背骨と胸の前にある胸骨をつなぐ肋骨の動きに制限があり、肋骨に着く筋肉や筋膜が傷んでいる可能性を疑い施術を行ないました。触診すると痛みは鎖骨ではなく3番目の肋骨周辺にありました。施術は胸椎および肋骨を矯正し、さらに筋膜を緩める方法で痛みのある個所に直接アプローチしました。初回後は痛みが残るものの明らかに改善しました。その後4回の施術で大幅に改善しました。時々、ふとした瞬間に違和感があるとのことで施術を継続中です。

豊洲鎖骨の痛み
コメント:今回の症状の原因は半年前の転倒の可能性があります。痛めた箇所がそのまま胸郭のゆがみつながり、さらに姿勢の悪さに伴い、よりゆがみが強くなったと思われます。また、今回の発症の1ヵ月前に風邪をひき咳やくしゃみを繰り返していたそうなので、これも影響した可能性があります。いずれにしても、肋骨をはじめ胸郭を痛めると、少し時間がかかります。それは必ず呼吸によって胸郭は動くため、安静にしておくことが困難であるからです。個人的な経験からも、肋骨を痛めた場合、おおよそ1ヵ月くらいは気になる状態が続きますが、大人しくしていれば必ず痛みは落ち着きます。カイロプラクティック・ケアで痛みのある場所に負担がかからないようにすることや筋膜リリースによって固くなってしまった筋に対してケアをすることで、痛みを軽減でき回復までの期間を短縮することが可能です。今回のケースも、放っておいても1~2ヵ月もすれば落ち着いたと思われますが、お仕事をしなければならないことを考慮すれば、早期に回復できたことはカイロプラクティックケアが大いに有益であったと考えます。肋骨を痛めた場合、今回のケースのようにカイロプラクティックケアによって回復を早くすることが可能なケースも多々ありますので、お困りの方は一度ご相談ください。