175 膝の痛み(歩行時の右膝内側の痛み)
東京都江東区豊洲にお住まいの80代女性
2週間ほど前から歩行時に右膝に痛みを感じる。はじめは時々であったが、徐々に痛みを感じる時間が増え、今では歩行時には常に痛みがある。痛みはお皿の内側周辺で、深く曲げる方が痛みは強い。特にひねったとか打撲をしたとかいうようなことはない。
来院時、整形外科検査において靭帯や半月板の検査では陰性でありました。触診では痛みのある場所が内側の関節間隙であり、年齢から変形性股関節症の可能性も考えましたが、膝蓋骨(お皿)の動きの悪さがあったため、大腿四頭筋の働きが低下していると判断して施術を行いました。
施術は、腰椎、骨盤、股関節と膝蓋骨にアプローチしました。施術後は幾分良い感じとのことであったため、継続の必要性をお伝えして5回ほど施術を行いました。5回目の施術後は、ほど問題がなくなりました。おそらくまた元に戻ることが予想できましたが、ご本人の希望により様子をみることになりました。そこで再発防止のための大腿四頭筋のエクササイズをお伝えしました。
コメント:今回のケースは、完全に機能的な問題でありました。座っている際の姿勢が悪いため、腰椎に負担をかけ骨盤と股関節の機能が低下していました。さらに足首にも不安定性があったため、膝の部分では正しい力が関節にかからず、お皿の動きが悪くなっていました。状態や触診から変形性関節症の可能性がありましたが、機能回復させる施術は、例え膝関節に変形があっても状態を悪化させるような方法ではなかったため、施術を積極的に行い良い結果が得られました。
もちろん、よい感触がなく器質的な問題が大きく影響しているようあれば整形外科の受診を勧めます。しかし、今回のケースは明らかに機能的な問題、つまり大腿四頭筋のバランスを崩すゆがみがあったため、太もも前の筋肉がうまくはたらかなくなったことが原因でした。こういった場合、対症療法では良い結果が得られにくいと思います。今回のケースについては保険診療ではありませんが、カイロプラクティックを選択して頂いて良かったと思いますこのように、カイロプラクティックでは機能的な問題を解決します。つまり正しい働きを取り戻してあげることで、あなたのお悩みを解決しましす。