慢性的な肩こり
肩こりとは？
肩こりは筋肉が長時間同じ状態になり続けることでおこります。筋肉は伸びたり縮んだりすることで、関節を働かせ身体を動かします。そのためには栄養となる血液と命令をだす神経の働きが重要になりますが、同じ状態で固まっていると血液循環が悪くなり神経の流れも悪くなるため、筋肉が疲労した状態になってしまいます。特に筋肉が伸ばされた状態で固まると、筋肉は正しい力を発揮できず疲労状態が強くなります。その状態から無理な力が働くと筋肉を傷めてしまうこともあります。
一般的な対処法
肩こりを改善するためには固くなってしまった筋肉を緩めてあげる必要があります。一般的には、血液循環を促すための温熱療法やマッサージ、ひどい場合には消炎剤の入った湿布を使用することもあるようです。このような方法は血液循環を促し疲労した筋肉を回復させます。しかし、これらは一時的な対症療法でしかありません。また、ストレッチやエクササイズなど身体を動かす運動療法も効果が期待できます。ただし、間違った方法でやると筋肉を傷めたり、負担を強くしてしまい余計に肩こりがひどくなることもあります。
カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは筋肉だけにアプローチをするのではなく、筋肉がついている骨と関節に対して施術を行ないます。肩こりを感じるような状態では筋肉がついている骨や関節の状態は悪くなっていることがほとんどです。よって、筋肉を正しく働く状態にしてあげるために関節の矯正を行います。特に慢性的な肩こりの方は、背骨を中心とした身体のバランスが悪くなっています。いわゆる姿勢です。姿勢の影響がとても大きいので悪い姿勢を改善することが必須となります。具体的には、肩こりを感じる筋肉として一般的な僧帽筋や肩甲挙筋などをはじめ、前側の大胸筋や背中側の深部にある菱形筋の緊張を緩和させるように施術します。肩こりを根本的に解消させるためには、胸椎という背骨のほか、肩甲骨や鎖骨、またケースによっては第一肋骨にもアプローチして矯正を行います。
